尿漏れとは言っても、人によって漏れ方や原因は違います。
尿漏れの症状から原因と治療法を確認して、適切な治療をしてはやくストレスから開放されましょう。
尿漏れの原因やタイプは5つにわかれます。
詳しく紹介していきます。
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腹圧性尿失禁
出産直後や40代後半くらいからの女性が特に多くなっています。
また、尿漏れの大半を占めるのが腹圧性尿失禁。
かくいうわたしも、これになります。
腹圧性尿失禁症状
自然とお腹に力が入ったときにおしっこがもれます。
・咳やくしゃみをしたら漏れる
・笑うと漏れる
・長時間歩くと漏れる
・立ち上がろうとしたり走ろうとしたら漏れる
・重いものをよいしょっと持とうとすると漏れる
腹圧性尿失禁原因
産後の女性、特に第2子を出産以降に起こる場合が多いのです。
なぜなら、妊娠・出産によって骨盤の底の筋肉が傷んでしまったからです。
妊娠中は大きな子宮を支えるために骨盤に大きな負担がかかります。そのため妊婦さんの9割は尿漏れを経験すると言われています。
男性の尿道は25cmあり、尿道をしめる役割を果たす前立腺もあるの比べ、女性は3~4cmと非常に短く前立腺もありません。
また、骨盤底筋は経膣出産だと赤ちゃんの産道になるため、出産のときに引き伸ばされたりキレたりと大きなダメージを受けています。
産後しばらくはそのダメージから尿漏れになるママも、多いようです。
大抵の産後の尿漏れは一時的ですぐ治ってしまうのですが、忘れた頃に再発することがあり注意が必要です。
また産後の尿漏れが治らなくて、悩んでいるママもいたりします。
腹圧性尿失禁の治療方法
正しいケアをすれば治る可能性が高い尿漏れです。
ストレス性尿失禁
産後はまだ完全に回復していない身体で、赤ちゃんのお世話が始まります。
育児ストレスも重なり、
ストレス性尿失禁症状
人によって症状が違います。
頻尿になる人や、漏れを我慢できなくなる人など様々です。
ストレス性尿失禁原因
自律神経が乱れていたり、筋肉の緊張が起きる事で排尿をコントロール出来なくなっているのが原因です。
ストレス性尿失禁治療法
精神的にリラックスして、自分を追い詰めないことが大切。
必要なら病院へ行きましょう。
同時に骨盤周りの筋肉もトレーニングしていきましょう。
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切迫性尿失禁
女性の尿漏れの20%を占めるのがこの切迫性尿失禁。
尿意を感じてトイレに行きたいと思ってからトイレまでの我慢ができずに、おしっこが漏れてしまいます。
テレビのCMまでも待てずに、すぐにいかないと漏れてしまう人。
切迫性尿失禁症状
尿意を感じてからすぐにおしっこが出てしまいトイレに間に合わないタイプ。
高齢女性に多いです。
腹圧性尿失禁よりも、尿漏れの量も多くなります。
・トイレに行く途中でもらしてしまう
・下着を降ろすのが間に合わない
・冷たい水に触るとおしっこがしたくなる
・トイレが近い
・トイレに行きたくなると我慢ができない
・寝ている間も2回以上トイレに行く
切迫性尿失禁原因
主な原因は脳出血や脳梗塞の後遺症や、膀胱炎などで膀胱が過敏になっているために起こったりします。
脳と膀胱の連携がうまくいかないためです。
ただ、脳や膀胱に特に原因が見当たらなくても起こる場合もあります。
脳血管障害や膀胱炎が原因の場合は、切迫性尿失禁の始まった時期が割とはっきりわかりますが、脳や膀胱に特に原因が見当たらない場合は自覚症状がいつからだったのかハッキリしないのが特徴です。
骨盤底筋が弱まったりすることで、排尿のコントロールができなくなってしまうことも原因の1つです。
膀胱炎などの感染症によってもなったりします。
切迫性尿失禁治療法
病院で相談しましょう。
そして同時に骨盤底筋運動をして、筋トレをおすすめします。
反射性尿失禁
尿意がないのにもれてしまう人。
反射性尿失禁症状
おしっこをしたいという感覚、尿意がなく、ちょろっとではなく結構な量のおしっこが漏れてしまいます。
・尿意がはっきりしない
・残尿がある
・尿がたまっていないのに膀胱が突然収縮して漏れてしまう
反射性尿失禁原因
脊椎損傷や脊椎の病気が原因で起こります。
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溢流性尿失禁
男性の前立腺肥大でよく起きますが、女性では子宮筋腫などで子宮を摘出してから尿もれが起こるケースも珍しくありません。
溢流性尿失禁症状
ちょろちょろと尿が溢れて漏れてしまうタイプ
溢流性尿失禁原因
子宮や直腸など、骨盤内の大きな手術をしたあとに見られる症状です。
手術をすることにより、膀胱頸部の位置や固定の状態が変わることがひとつの原因と考えられています。もともと膀胱や尿道の機能に問題があった場合は、手術で膀胱や尿道まわりの位置関係が変わることが引きがねになって、尿漏れが起こります。
また、糖尿病が原因で起こることもあります。
溢流性尿失禁治療
手術をした病院で相談してください。
産後ママの尿漏れタイプ
産後ママの尿漏れタイプは、腹圧性尿失禁とストレス性尿失禁のタイプが多いです。
どちらも骨盤と骨盤周りの筋肉(骨盤底筋)を整えることが大切です。